前回「就学前できていた子が小学校に上るとできなくなる」と書きましたが何ができなくなるのでしょう?
私が感じているのは
「自分の力で問題解決しようとする意慾」が失われてしまうのです。
私は教育の専門家ではありませんので自分の経験や子ども達を見ていて学習のプロセスについて考えてみした。
●まず興味を持つこと
学習の根本にあるのは好奇心です。何だろう?、なぜだろう?とまず興味を持つことです。
年中さんくらいの幼児は興味のあることに出会うとじっとそれを観察しています。
赤ちゃんは好奇心のかたまりで、初めて見るものに触たり、口に入れたりして確かめようとします。甘い、にがい、硬い、柔らかい・・・経験的に安全なもの、危険なものを肌で感じて知識として身に着けていきます。
極論ですが体で感じてわかるということです。
●分かった、できたという実感
やがて体で分かることは喜びとなり、もっといろんなことを知りたい、分かりたい、それを繰り返すうちにもっと知りたい、特にこれが好きと発展し、特定の何かを極める、達成感を感じたりするのです。
特に苦労の末、自分の力で解決した時の「なるほど」という感動は格別、人に教えてもらったのとはまた違うのです。
例えが適切かわかりませんが、赤ちゃんが初めて歩いた時できた本人が一番喜んでいると思いませんか?周りの大人達が手を叩いて喜ぶことも含め本人ができたことを実感し喜んでいるように思います。
●成長につれ一人一人段階的にできるようになる
当然個人差もあります。
教室に通う1年生の中にはまだ字を読むのが苦手という子もいます。本人もお母さんも「まだちょっと苦手」とあまり気にせず時を待っている様子
私はそれで良いと思います。字が読めなくても一定のサポートもありますし友達が教えてくれたりしてちゃんとやっています。
大切なのは先を急ぐことなくできた時に本人が「できた」と実感し、周りの大人も子どもも「よかったね」と認めてあげる事です。
成長のステップは人それぞれ、それに任せ焦らず見守れば良いのだと思います。
●教育とは教えこんで覚えさせることではありません。
我が子が人と比べて成長が遅いと感じたとき、焦って教えて覚えこませようとするのは逆効果です。
学習プロセスの好循環を「つらい勉強」に変えてしまうことになります。
本人が興味を持って自ら「わかった」と思う実感が次の学習意欲につながるのです。
無理な早期教育で小学校低学年で余裕のスタートダッシュが切れても3〜4年生の中学年で失速してしまうのは正しい学習のプロセスを経ていないからです。幼児期や低学年のうちはリアル(実態のある)で興味あることに夢中になって感覚を育てるのです。
そんな大切な時期にゲームや動画視聴でその時間が奪われることは本当にもったいないと思います。
創遊の樹 代表 片岡康平
そうゆうのき 創遊の樹 鹿山教室
住所:愛知県名古屋市緑区鹿山3-1
鹿山グリーンハイツ1F C
電話番号:052-896-1511
そうゆうのき 創遊の樹 大高教室
住所:愛知県名古屋市緑区青山4-516
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