7月①ぼうけんコース
浮沈子で遊ぼう!
今回は夏らしく浮沈子を作りました。
浮沈子はパスカルの原理を利用したおもちゃとして昔から子ども会とかちょっとしたサイエンス工作などで扱われてきたものです。
造形教室ではペットボトルを海に見立てて海藻や砂を入れ、魚のしょうゆ容器におもりと釣り針をつけ、水を入れたペットボトルを押して浮いたり沈んだりさせて中に入れた輪っかをとってくるというものにしました。
パンパンに水を入れたペットボトルをギュッと押して圧力をかけるとしょうゆ容器の中の空気が縮まって容器の中の水の量が増え沈みます。そして離すと元に戻るのでまた浮いてくるのです。
理屈と作り方を説明すると「面白そう!」と取りかかるのは早いけど、実際には選んだペットボトル自体の特性や、押す力の強い弱いによって浮沈子の浮き具合を調節しなければならないため、思うように浮いたり沈んだりさせるのは容易ではありません。
それは意図したもので、あらかじめ圧力に強い炭酸飲料の硬い容器から、細身でがキラキラした感じの形のもの、柔らかいものなどいろいろなものを用意して自分で選ばせました。
また、中に入れたしょうゆ容器は魚の形のものと通常の形のものと2種類あり、釣り針で吊るアイテムも2種類用意してあるので、形によって釣り針の形を考えたりちょっとしたことも自分で試して調節しなければなりません。
見本はあっても条件が違うので同じようにやっても同じようには遊べないのです。
ゲーム世代の子どもたちにとっては、簡単そうなのにいちいちやってみないと分からないやっかいな遊びです。
でも、だんだんとコツがつかめてくると浮沈子を要領よく試す方法を開発したり、他の人がやっているのをチラ見してうまくとりいれたりして自分のものにしていき「やったー取れたー!」「引っかかって取れないちょっと調整しないと」などと自分達自身でどうにかして楽しんでいきます。
しょうゆ容器の中の空気がわずかに増えたり減ったりするのをよく観察して確認したり、パスカルの原理に興味を持って詳しく聞いてきたり、他の子とペットボトルを交換して競って遊んだり、ペットボトルの外側をキラキラテープで装飾したり、やってみたい方向にどんどんと世界が広がっていきました。
ああ、子どものやる気ってこういうことで培われるのだろうなぁと思える時間となり、ゲーム世代の子ども達も機会さえあればまだまだ深く遊べる能力を持っているのだなと感じました。
もうすぐ夏休み、工作でも旅行でもなんでもいいので、普段の生活ではできないような楽しい体験ができるといいですね!
造形教室 木口
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